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2010/06/25

ゴールを決める瞬間

ワールドカップというと、ボストン時代を思い出す。

特に色々な国の人が集まっている都市だから、

みんなが怖いくらいに熱狂して、サッカーの話から

国際的な大談義?が勃発、なんてこともよくあったし。。


今日の早朝のデンマークvs日本、リプレイでちょっと見たけど、

サッカーに疎い私でも、チームプレーを大事にしているのがわかった。

皆でボールをつないでいってゴールを決める瞬間、気持ちよさそう。


音のセッションも、チームプレーの面があるから何だか共感できる。

ソロイストが音でどこへ行きたいのかを察知しながら動くリズム

セクションは、とても大事なサポートの役割を果たしているんだよね。


演奏でも、曲の途中でゴールを決めるような瞬間が、実はある。

音のイメージ、タイミング、ピアノの打鍵のスピード、ぜんぶ

照準が合って、無心になって昇りつめたとき。気持ちいい。


もちろん音楽は勝ち負けでは、ないけどね。

2010/06/13

姉とショパン


辺りが静かな夕方に、ピアノの聞き馴れた旋律がただよってきた。

家を訪れている姉が、ピアノの部屋でショパンを弾いていた。

あれは、そう、バラードの1番。

そうっと部屋に入って姉のピアノの音を聞く。

しばらく静かに座って耳をすます。


あの曲をよく弾いていたのは確か、

姉が高校生の頃で、私は中学生だった。

音と一緒にその頃の記憶もよみがえってくる。

柔らかいタッチと指使い、まろやかな音。

姉のピアノの音を聞いたのは、もう何年ぶりだろう。


ピアノの音は弾く人の気持ちに寄り添って、やがて

聞く人の心にも響いていくね。

2010/06/09

字あまりの美学

Photo_5


4月から、月にひとつずつ、音楽短歌・俳句を作って

"Crossover night"というラジオ番組で発表するっていう

新しい挑戦をしてる。


それで、最近気づいたこと。

「型」と「脱・型」の関係。


クラシックにもジャズにも「形式」や「フォーム」という「型」がある。

クラシックは”ソナタ形式”などたくさんの定型があるし、

ジャズのスタンダードは”コード進行”や”小節数”っていう定型がある。


即興演奏をする時はいつも、曲の型をしっかり体に刻みこんで

そこからどこまで”自由に翔べるか”っていうせめぎ合いを楽しんでる。


ふと、短歌や俳句の型もそれに似ていると思った。

もちろん、まずは、五と七のリズムにすっとおさまる気持ちよさがある。

でも、五と七っていうリズム様式にハマりながら、

自然に、粋にそこからぬけだすという面白さもあるんだよね。


因みに第一弾、4月に発表した一首はこれ。


曲つくり 小窓の外を ながむれば

        有明の月の 昇りくるかな


ちょっと字余り。

2010/06/03

白い雲とヘッセ

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心の旋律にしたがって車を降りて、知らない道をどんどん歩いていったら、

とてもシンプルな場所に出た。

ここには何も目印がないね。

見渡す限り、お店も看板もない。人もなかなか通らない。


あの白い雲は、歩く速さにぴったり付いてくる。

太陽と風が、肌をちりちりと刺激する。

後ろでは鳥が鋭く鳴いているのが聴こえる。

声が大きすぎてかえって、そこで鳴いてるんじゃないような気がしてくる。


詩人は皆、さすらいっていう言葉が好きだけど、

ほんとのこというと、さすらいっていう言葉は

どことなく、いつも行き過ぎな感じがしてる。

でも、さりげなく使う時にはいい。


ヘッセの詩集にこんな一節があった。


「ただ目的だけをせわしく求める日には、

さすらいの甘さはついに味わわれない。

森も流れも、あらゆる途上で待っている

一切の壮観も、閉ざされたままだ。


これからはさらに旅を味得しなければならない、

瞬間のけがれない輝きが、

あこがれの星の前でも薄れることがないように。

(ヘッセ「孤独者の音楽とその前後」 訳:高橋健二)」


純朴なボッケリーニの旋律が頭に浮かんでくる。


まろやかで、すこし歪んだ不思議な時と空間。

太陽と風が少し痛くなってきた。

でももう少し、ここにいてみよう。

2010/06/01

大銀杏の再生〜千年の時を超えて

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千年もの時を生き抜いて、突然倒れた

鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏。

根元からばったり倒れたその場所に、

ほら、こんなにさわさわと新しい芽が出てる。

綺麗な薄い緑色が、とても気持ちいい。

早くももう”繁ってる”っていう感じ。


千年生きて、また生き返る。

それってどんな感じなんだろう。

きっとそこには、ゆったりと大きな

時間の流れと、意志と、忍耐がある。


何だか感動!

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