岡山城の幻想的な夜
岡山国際音楽祭。
ライトアップされたお城をバックに組まれたステージが、雨に包まれてる。
雨天決行。
降りしきる雨の音が野外ステージの屋根を激しく打っているのを聞きながら、ピアノの音を鳴らしはじめる。
一音、また一音と連なる音に雨のさーという効果音が合わさって、幻惑的な空気がみなぎってきた。
一曲が終わりふと我に帰り客席を見ると、透明なカッパで全身を包んでずぶぬれになりながらもじっと聴いてくださっている聴衆の皆さんが。
斜めに降る雨の細かい粒子が、野外ステージの強い照明の光線にあたってまるで星くずが舞っているよう。
何だか別の時間軸が流れている空間に入りこんだような気がした。
ライブが終わって帰りの車の中、マネージャーさんに向かって思わずつぶやいた。『なんかね、全部夢だったような気がする』
それくらい幻想的な夕べでした。
皆さん、大雨のなかありがとう。ほんと感動です。風邪ひかないようにしてくださいね。

